Cloud Run でリビジョンの数自体によって直接課金がかかるのかが気になって調べてみました。
結論として、たくさんのリビジョンがあっても、そのこと自体では利用料金は高くならないことがわかりました。
課金対象になるのは?
Cloud Run の料金は主に以下に対して発生します。
課金対象 | 説明 |
リクエスト数 | HTTPリクエストの数に基づく |
実行時間 | リクエスト処理にかかった時間(ミリ秒単位) |
CPU使用量 | 実行時間中に割り当てられたCPUに基づく |
メモリ使用量 | 同上。割り当てたメモリの量 × 実行時間 |
出力データ | アウトバウンド(インターネット向け)トラフィック量 |
リビジョンについて補足
リビジョンごとにリソースを使うわけではない:
リビジョンが複数あっても、トラフィックが割り当てられていないリビジョンはリクエスト処理をしないため、料金は発生しません。
古いリビジョンは自動削除されない
リビジョンは手動で削除しない限り残るため、管理は必要そうです。
無駄なリビジョンを管理したい場合
「gcloud CLI」 を使って古いリビジョンを削除
gcloud run revisions list --service=[SERVICE_NAME] gcloud run revisions delete [REVISION_NAME]