ものづくりのブログ

うちのネコを題材にしたものづくりができたらいいなと思っていろいろ奮闘してます。

「Aurora MySQL in-place upgrades」という機能を使って MySQL 5.6 => 5.7 にアップグレード

「Amazon RDS for MySQL バージョン5.6」のサポートが2021年8月3日ということで、その前にMySQLのアップグレードを行いたいと思い「Aurora MySQL in-place upgrades」という機能を使って 「MySQL v5.6 -> v5.7」 にアップグレードするテストをしてみました。

関連ドキュメント

docs.aws.amazon.com

「in-place upgrade」とは

インプレースアップグレードとは、ソフトウェアの更新、入れ替えの方法の一つで、稼働中のシステムに直接ソフトウェアの更新や入れ替えを行うことです。

やりたいこと

  • MySQL v3.6.37 -> v3.7.33にバージョンアップ
  • 「Aurora MySQL in-place upgrades」を使ってみる

作業手順

データベース作成

RDSのデータベースを「v5.6.37」で作成します。
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データベースを作成すると画面上のように、保守終了日が近づいているし過ぎたらMySQL5.6データベースのRDSを5.7に自動的にアップグレードするよってことが書いてありました。

Upgrade your Amazon RDS for MySQL 5.6 databases before Aug 03, 2021
The RDS for MySQL 5.6 end-of-life date is approaching. Your database is using a version that must be upgraded to 5.7 or higher as soon as possible. We plan to automatically upgrade RDS for MySQL 5.6 databases to 5.7 starting August 3, 2021.

「in-place upgrades」でバージョンアップ

「バージョン」変更

Aurora クラスターのバージョン変更を行います。データベースの画面から「変更」ボタンをクリックします。
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DB インスタンスを変更

DBエンジンバージョンを「MySQL 5.7.33」に選択します。
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変更の確認画面で変更対象の確認をしますが,バージョンアップグレードに伴いクラスターパラメーターグループ,DB パラメーターグループも自動で 5.7 のものに変更になっています。すぐに適用を選択し変更を行います.変更後,少し経つとステータスが アップグレード に遷移します。
自分の検証環境では約30分ほどでアップグレードが完了しました。