ものづくりのブログ

うちのネコを題材にしたものづくりができたらいいなと思っていろいろ奮闘してます。

【Mysql】v5.7 -> v8.0 バージョンアップ時のパラメータグループについて

AWS RDS にて MySQL v4.5 -> v8.0 に切り替える際に v8.0 のパラメータグループを作成する必要があります。
今回は、MySQL v5.7 / v8.0 の差分を比較し8.0用のパラメータを検討します。

RDSパラメータグループとは

パラメータグループは、データベースサーバ作成の際に使用するデータベースエンジンの設定値を決定するものです。

default.mysql8.0 と default.mysql5.7 のパラメータの比較

なくなった項目

パラメータ 用途 廃止理由
ignore_db_dirs データディレクトリ内のディレクトリでデータベースとして扱いたくないものを指定 データディクショナリ機能によりディレクトリベースでの管理は廃止
innodb_file_format InnoDBのデータファイルの形式を選択 従来は互換性のため古い Antelope フォーマットを選択することもできましたが、8.0で廃止
innodb_large_prefix このオプションを有効にすると、DYNAMIC および COMPRESSED 行フォーマットを使用する InnoDB テーブルで、767 バイトよりも長い (最大で 3072 バイトの) インデックスキープリフィクスが許可される 常にON
innodb_support_xa InnoDB XAは無効にできなくなる
sync_frm データディクショナリ機能により廃止

増えた項目

パラメータ 用途 廃止理由
information_schema_stats information_schema でテーブル情報を参照する際、キャッシュされたテーブル情報を利用するか否か。CACHED(Default)の場合、キャッシュされた統計情報を利用する。LATESTの場合、都度テーブルに統計情報を取得しにいくため、最新の情報が見れるが、負荷がかかる場合がある ON
performance_schema_error_size P_Sのerror instrument のサイズ 1043
persisted_globals_load mysqld-auto.cnf の有効無効を選択。無効にした場合、SET PERSIST で設定した設定値は無効 ON
schema_definition_cache データディクショナリ機能により導入 / キャッシュするスキーマオブジェクトの数を指定 256
stored_program_definition_cache データディクショナリ機能により導入された。ディクショナリオブジェクトキャッシュ、キャッシュするストアドオブジェクトの数を指定 256
tablespace_definition_cache データディクショナリ機能により導入された。ディクショナリオブジェクトキャッシュ、キャッシュするテーブルスペースのオブジェクトの数を指定 256

参考

Amazon RDS for MySQL サポートについて

MySQL 5.7 用 Amazon RDS は 2024 年 2 月 29 日に標準サポートが終了します。
Amazon RDS for MySQL バージョン 5.7 標準サポート終了後は、このサポートに料金が発生するためデータベースを 8.0 にアップグレードします。
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有料サポートのコストについて

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