動画を作る際に、動画サイズやアスペクト比の選択がいつもテキトーだったので調べたことをここにメモします。
動画サイズ(解像度)
動画の解像度のことを指して動画サイズと呼びます。
動画の解像度は画素数とも呼ばれます。
単位はpx(ピクセル)が使われます。
代表的な動画サイズ(解像度)
SD | 720×480 px | DVD 2011年まで使用されていたアナログ放送 |
HD | 1280×720 px | 動画配信サービス |
HDV | 1440×1080 px | 地上波デジタル |
フルHD | 1920×1080 px | NHK BSプレミアム、Blu-ray |
4K | 4096×2160 px | NHK BS4K・BS8K、Netflix・YouTubeで一部対応 |
8K | 7680×4320 px | NHK BS4K・BS8K、YouTubeで一部対応 |
解像度やアスペクト比の重要性
- 動画編集の途中で解像度とアスペクト比を変更することは難しい
- 動画を配信するプラットフォームを何にするかで最適な解像度とアスペクト比が違ってくる
YouTubeの動画の多くはアスペクト比「16:9」で作られている一方で、Instagramでは「1:1」が主流とのことです。
アスペクト比
スタンダード(4:3)
デジタル地上波放送の開始前に主流であったアスペクト比です。
アナログテレビや古いパソコン画面で使用されていました。現在、スタンダードサイズで動画制作することはほとんどなくなりました。
ワイド(16:9)
現在の地上波デジタル放送に採用されているアスペクト比が、「16:9(ワイド)」です。
YouTubeなどの動画配信サービスでも主流にもなっているので馴染みのあるサイズといえます。
「16:9」で主に使われている解像度は、「1280p×720p」。ノートパソコンやスマートフォンなどで多く使用されています。解像度1920×1080も同じく「16:9」のアスペクト比で使用されており、こちらは高画質の液晶テレビやパソコンのディスプレイで使用されています。
WXGA(16:10)
アスペクト比「16:10(WXGA)」は、パソコンのディスプレイ、プロジェクタに採用されています。
アスペクト比「4:3」のXGAをワイド化したもので、主流の解像度は「1280×800」。さらに、「WXGA」から縦横共により広げた「WXGA+」や、縦横比を2倍に広げた「WQXGA」などもあります。
シネマスコープ(2.35:1)
劇場公開されている多くの映画が採用しているアスペクト比が、「2.35:1(シネマスコープ)」です。
最近では、「16:9(ワイド)」とは雰囲気が異なった演出をすることができるという理由で、ドラマやテレビCMなどでも採用されることが増えてきました。YouTube動画でも、コントロールバーやタイトル文字が見やすくなるなど、雰囲気を変えることができるため、「2.35:1(シネマスコープ)」を採用する方も増えています。
主な解像度は1920×817.02です。
縦撮り(9:16)
スマートフォンの普及により、「9:16(縦撮り)」が主流の1つとなりました。
手軽にスマートフォンを縦向きのままで撮影したり、画面を傾けずに動画を視聴する機会が増えたため使用されることが増えたのです。また、人気の動画配信アプリ「TikTok」に採用されたり、Instagramで利用できるインスタライブも「9:16(縦撮り)」が使用されています。
最近はパソコンを使用せずにスマートフォンで動画視聴する方も増えたことから、今後も幅広く使用されていくアスペクト比だといえます。
スクエア(1:1)
スマートフォンの普及により、縦割りと共に多く使用されるのが「1:1(スクエア)」です。
Instagramが推奨サイズとしたことで、スマートフォン用の動画広告などに多く使用されるようになりました。