ものづくりのブログ

うちのネコを題材にしたものづくりができたらいいなと思っていろいろ奮闘してます。

スタブ(stub)をつくってシステム改修

開発用の認証情報がない、システム改修の依頼があったのでスタブ(stub)をつくって対応する方針をとりました。
あまりスタブ(stub)をつくってシステム改修を行ったことがなかったのでここにメモを残しときます。
(認証したこととして...みたいな感じで認証部分以外のところを改修するイメージです)

スタブとは

本件におけるスタブ(stub)とは、ソフトウェア開発のテストで利用するデータ上の部品になります。
スタブは中身を持たない、テスト専用のダミー部品という認識です。
開発しているアプリケーションには、外部連携や下流のモジュールの呼び出しという機能を持ったモジュールが存在します。
その場合、システム内の上流に位置する開発は「呼び出す機能」をダミー部品を準備してテストなどを行います。

メリット

スタブには複雑な処理はなく通常は、上位モジュールが必要とする返り値・変数のみを定数を持たせておきます。
スタブを下位モジュールのダミーとして置くことで、上位モジュールの「呼び出し機能」が使えるようになり、開発序盤であっても上位モジュールのテストを行えるようになります。

どのようなものを作るか

本件のスタブは本物の下位モジュールと同じ名称や引数、返り値の型などを持ち、上位モジュールから同じコードで呼び出されるものを作成します。
内部は空で何も処理を行いませんが、ある決められた本物と同じような値を返す部品を作成する認識です。