macOS に[Jupyter Notebook]を導入する手順を備忘録としてまとめました。
(macOS 10.15からデフォルトシェルがzshになっていたみたいです。)
「Jupyter Notebook」とは
Jupyter Notebookは、ノートブックと呼ばれるファイルにプログラムや説明の文章、実行結果などをまとめて管理できる、データ分析用のツールです。
オープンソースで公開されているので、誰でも無料で利用できます。
Webアプリケーションなので、プログラムの共有や公開用の資料として利用したいと考えてます。
自分がいいなと思っているところ
実行結果を記録しながらプログラムがつくれる
数行のプログラムごとに動作を確認できるところが魅力と考えてます。
画面1ページに「ソースコード」→「出力結果」と並べて表示することも可能なので、短い処理を何度か試行錯誤するときなどに重宝しています。
ビジュアル面が充実
プログラムの実行結果やグラフの描画などのビジュアル面が充実していると思います。
プログラムを書いたら、すぐにチャートやテーブルが確認できるのがうれしいです。
作業環境
macOS 10.15.7 (19H2)
作業内容
Homebrew インストール
以下のサイトを参考に Homebrew をインストールします。
brew.sh
実際に実行したコマンドは以下のものです。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"
pyenv インストール
python のバージョンを切り替えて使えるように pyenv をインストールします。
% brew install pyenv
ログインシェルの確認
現在使っているログインシェルが bash と思ってたのですが、[.bash_profile]が見つからなかったのでログインシェルを確認してみました。
% echo $SHELL /bin/zsh
(いつのまにか zsh になっていました)
環境変数設定
ターミナルを立ち上げる際に pyenv の環境変数が反映されるように[.zprofile]に以下の設定を追加します。
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zprofile echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zprofile echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zprofile
python インストール
インストール可能な一覧を以下のコマンドで取得します。
$ pyenv install --list
一覧にある python のバージョンを指定してインストールします。
$ pyenv install 3.7.5
全体で利用するバージョンの設定を行ないます。
$ pyenv global 3.7.5
Jupyter Notebook のインストール
以下のコマンドで[Jupyter Notebook]をインストールします。
$ pip install jupyter
jupyter notebook起動
インストールが完了したら以下のコマンドで起動するか確認します。
$ jupyter notebook
”新規”->"python 3"を選択しクリックすると以下の画面が表示されます。